一口に木のまな板といっても、様々な木材から作られたまな板がありますが、その中でも最高級品と言われる木製まな板が『柳の木のまな板』です。
「柳のまな板」は、素人が買うにはちょっと気が引けてしまう高級品ですが、耐久性が非常に高いためプロの料理人の間ではよく選ばれるまな板なんです。
今回は、高価だけど長く使える！『柳のまな板』の特徴・使い勝手と驚きの高級『ねこ柳のまな板』についてご紹介します。
柳のまな板と他の木製まな板は何が違う？
柳の木のまな板は木製まな板の中でも高級品なため、家庭用としてはためらってしまう価格ではありますが、高いだけあってその使い心地は最高のようです。
とはいえ、柳はほかの木と何がどう違うのでしょうか？
まず第一に、柳の木はほかの木よりも成長のスピードがとても遅いのが特徴です。
木の成長スピードが遅いということは、同じ径の木でも年輪がよりぎっしりと詰まっていることを表します。
年輪の密度が高いということはその分木材としての耐久性に優れているということですから、一般的な家庭用まな板としてよく使われているイチョウの木のまな板と比べて3倍の値が付くというのも納得です。
それに加えて、まな板として使える柳の木は他の木材よりも貴重であることが、さらにその価値を上げる要素となっているのです。
柳のまな板の特徴とは？
ここからは、柳の木をまな板にしたときに感じられる主な特徴について解説していきます。
柔軟性に優れている
柳の木はとても柔軟性に優れています。
その他の木のまな板にも言えることですが、柳の木は特に包丁の刃を優しく受け止める性質を持っているため包丁に負担をかけません。
これらのことから、柳の木のまな板は古くから職人に愛されているのです。
耐水性
柳の木は年輪がぎっしり詰まっているというお話はしましたが、それは強い耐水性にも役立っています。
木目がぎっしりと詰まっていることで、吸水しにくいという効果があるのです。
弾力性
適度な弾力性は、包丁の刃で傷ついた木の修復に役立ちます。
柳のまな板の使い勝手はどう？
これらの理由で昔からプロに使われるづけている柳のまな板ですが、素人でもちゃんと使いこなすことはできるのでしょうか？
様々な木のまな板を使用してきた主婦でも、柳のまな板は「包丁を当てた感触が全く違う」と感じるようです。
包丁を当てた部分のまな板に傷がつかない、というのは大げさですが、そう言いたくなるほど弾力と柔軟性があり、「独特の感触が癖になる」使い心地とのことです。
最高級ねこ柳のまな板について
最後に、最高級まな板である猫柳のまな板についてご紹介します。
「最高級と言っても一万円ぐらいでしょ？」と思った方、残念ながらハズレです。
驚くことに、最高級品のねこ柳のまな板なら30万円もする驚きの価格なんです。
さすがにこれは手が出せない・・・と思うでしょうが、銀婚式や金婚式のお祝いに、奥さんにプレゼントするのなら良いかもしれません。
ねこ柳まな板が驚きの高価格になった理由
さて、なぜねこ柳のまな板がここまで高額になってしまうのかという点についてですが、最高級の素材を贅沢に使用してさらに長い年月をかけて作られることがポイントのようです。
木材を切り出してから完成までに十年近くかかるようなねこ柳の高級まな板もあり、「職人の心」が込められているためその分価格にも反映されているんですね。
しかし、最高級品のねこ柳のまな板は30年でも使用できるとのことですから、一生ものということで結婚のタイミングで購入し、大切に使うというのも一考の余地がありそうです。
「柳のまな板」は高いだけの価値がある！
柳の木のまな板の特徴を知ると、どうせ買うなら少々高くても「柳のまな板」もアリだと思っちゃいますね！
ねこ柳のまな板は、高価な分その品質も高いので、人生の節目を迎える人や料理人へのプレゼントにならば十分値段に見合った価値がありそうです。